2019.10.11 |134view

レザーを仕入れる方法とは?レザーの基礎知識についても解説

レザーはその質が非常に重要な素材です。
小物であってもそれは変わりません。
顧客に安心して買ってもらうためには、まず売り手がレザーの基礎知識や仕入に関する知識を蓄えておき、
しっかり信頼感を出していく必要があります。
この記事では、レザーのなめしや仕上げの方法、
仕入れ方法、販売価格の決め方について解説しています。

レザーの特徴はなめし方法によって異なる

そもそもレザーは、動物の皮を原材料とする素材のことです。
そのままでは腐敗したり水分が抜け硬くなってしまうので、
素材として使えるように加工しなければなりません。
この加工がなめしであり、なめしを経て皮は革へと変化するのです。
なめし方法には、主に「タンニンなめし」と「クロムなめし」の2種類が存在します。

タンニンなめしは植物性の薬剤であるタンニンを使用する方法です。
肌色のような柔らかい色になるのが特徴です。
タンニンなめしを施した革は染料の吸着がよいため、染色に適しています。
そこを敢えて染色を行わず、自然な色のままにしておいたものを「ヌメ革」といいます。
タンニンなめしは丈夫で伸びに強いですが、ひっかき傷には弱いことを覚えておきましょう。
ヌメ革であれば革の特徴である経年劣化を特に味わうことができます。

クロムなめしは、科学薬剤であるクロムを使用した加工方法です。
タンニンなめしよりも短期間安価で加工することができます。
加工後青く変色するので、なめしの工程の後染色剤で色付けを行います。
クロムなめしを施した革は耐熱性と柔軟性を兼ね備えており、傷も付きにくいのが特徴です。
クロムなめしを行った後、更にタンニンなめしをする方法をコンビネーションなめしといいます。
両方の中間的な特徴を持つレザーに仕上がり、これも人気があります。

レザーの仕上げ方法は主に2種類

革をなめした後は、仕上げを行います。
仕上げは革の表面に塗装や塗膜、着色を施すことで、よく女性の化粧に例えられます。
この仕上げも非常に重要な工程です。
仕上げには「顔料仕上げ」と「アニリン仕上げ」の2種類があります。
顔料仕上げはレザーの表面に塗料を塗って仕上げを行うことです。
傷が多くランクの低いレザーであっても、顔料仕上げを施すと傷を隠すことができるのできれいに見え、
しかも好みの発色へと変化させることができます。
ただし、表面に革の風合いを感じられなくなってしまうこと、
革の特徴である経年劣化が楽しめなくなるというデメリットも存在します。

アニリン仕上げは、染料を染み込ませて色を付けた後、
アニリン染料で表面に薄い膜を作るという仕上げ方法です。
透明感があるのでレザーの自然な発色を活かすことができ、
かつ発色もいいので傷が少ない革の加工に非常に向いています。
例えば生後六か月以内の子牛の革カーフは、傷が少なくキメが細かい革ですが、
こうしたレザーにきれいなカラー加工を行いたいときはこのアニリン仕上げを行います。
ただし、傷に弱くコーティングもだんだん薄くなっていくので、
アニリン専用クリームで継続的にメンテナンスを行う必要があります。

レザーを仕入れる方法にはどんなものがある?

レザー小物の原料となるのは、もちろん革です。
この革の仕入れ方は、革問屋に直接出向くか、ネット通販を利用するという方法があります。
値段的にはどちらもそう変わりませんが、革問屋の方が種類は豊富です。
低価格のはぎれ革なども多く扱っているので、選択肢が広がります。
忙しくて時間が取れない、遠方に住んでいるのでそう何度も行くことができないなど、
革問屋を利用するのが難しいときは、ネット通販を利用するといいでしょう。
ただし革は一枚一枚微妙に風合いが異なります。
画面からそうした個性を読み取ることは難しいため、期待通りの革が届かないこともあると覚えておきましょう。
また、革を原料から仕入れるのではなく、小売店用の仕入れサイトを利用し、
完成品のレザー小物を安く仕入れるという方法もあります。

原価を計算してレザー小物の販売価格を決定する

レザー小物の価格を決定するときは、革の仕入れ原価だけではなく、
製作にかかった費用を含めて価格を計算する必要があります。
初期費用と維持費用に分けて考えていきましょう。
レザークラフトの初期費用としては、まず工具代が挙げられます。
レザークラフトを始めるための道具が一通りそろったキットであれば、
1万円程度で購入することが可能。
更に自分が欲しいものを買い足しても合計2万円程度で済みます。
この価格であれば数年かけて費用回収する必要もないので、原価には含めないでおきましょう。
次に維持費用です。
レザー小物を作るために必要な、糸やワックスなどがこれに当たります。
これらの価格を含めて販売価格を決定していきましょう。

例としてレザー製ブックカバーを作る場合。
レザー約1000円、糸やロウ、ボンドといった雑費が120円程度かかるので、原材料費は1個当たり約1120円となります。
この価格を基準にして、販売価格を決定してきましょう。
小売店用仕入れサイトを利用して完成品のレザー小物を仕入れて売る場合は、
もう少し簡単に考えることができます。
仕入れ費用を基準に販売価格を決めればいいだけなので分かりやすい上に、
製作に必要な道具や手間、時間はかかりません。

仕入れに便利な「イチオクネット」はレザー小物の品ぞろえも豊富

レザー小物を自分で作る場合、革の持つ特性をよく理解した上で原料となる革を仕入れなければなりません。
その上で小物を制作し、
原価を計算して利益が出るように販売価格を決めなければならないので、そう簡単にはいかないことを覚悟しておきましょう。
「イチオクネット」はレザー小物の品ぞろえが豊富でしかも安く仕入れることができるので、
一度利用してはどうでしょうか。

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